亡くなった親の家(実家)を売却するには?流れや注意点について説明

皆様、こんにちは、Live Labo(リブラボ)です。

 親御さんが亡くなられた際に、生前住んでいたお家が空き家になってしまうケースは少なくありません。相続された方はその物件の所有者となりますが、どのように対処すればよいのか分からない点もあると思います。

 今回は亡くなった親の家(実家)を売却する際の手順や、注意するポイントをお伝えしていこうと思います。


実家売却の流れについて



①査定依頼

 空き家を売却するにあたり、まずは不動産会社に査定依頼を出します。査定の方法としては「机上査定」と「訪問査定」があります。

 机上査定とは物件の種類や所在地、築年数、間取りなどの情報をもとにして査定額を算出する方法です。立ち合いや訪問が不要で、すぐに査定額を知ることができます。

 訪問査定とは直接、不動産会社の担当者が現地に赴き、建物の様子や周辺環境を確認した上で査定額を割り出す方法です。

 具体的に空き家の売却を進めていくには訪問査定を受ける必要があります。


②媒介契約

査定結果が出たら不動産仲介会社に仲介を依頼し、買主様を探してもらうのが一般的です。個人が不動産仲介会社に売買の相手を見つけることを依頼し、不動産仲介会社と締結する契約を「媒介契約」といいます。


③売却活動

媒介契約を締結したら、いよいよ売却活動です。中古住宅の売却では、売却活動を開始してから売買契約の締結まで3ヶ月程度かかることが一般的です。ただし、古い空き家などの売りにくい不動産を売る場合には、売却期間が3ヶ月以上かかることもあります。


④売買契約

買主が見つかったら、売買契約の締結を行います。売買契約の締結時は、買主から手付金を受領することが一般的です。特に問題が発生しなければ、手付金はそのまま売却代金の一部に充当されることになります。


⑤引き渡し

不動産の売買では引き渡しまで1〜2ヶ月の期間を空けることが一般的です。引渡しでは手付金以外の残代金を受領します。


相続した物件の場合には相続登記が必要



 相続した物件の場合は前述した流れの前に相続登記を済ませる必要があります。実家を相続した後も、登記簿謄本上では亡くなった親の名義になっていることが多いです。不動産を売却できるのはその物件の所有者(名義人)だけなので、必ず名義を変更しなければいけません。この名義変更の手続きを相続登記と言います。

 相続登記は司法書士に依頼するのが一般的ですが、被相続人が複数いる場合、誰が名義人になるのか話し合っておく必要があります。


売買の際の注意事項


①空き物件の放置

 物件を空き家のまま放置していると、特定空き家に指定される可能性があります。特定空き家とはそのまま放置していた場合に、倒壊など保安上危険な状態となっていたり、適切な管理が行われていないことにより、著しく景観を損なっている状態にある空き家のことです。特定空き家に指定された場合は、「固定資産税等の住宅用地特例」の対象から除外されることで固定資産税減額の恩恵を受けることができなくなります。


②業者選び

 親から相続した空き家の売却を業者へ依頼するときには、信頼できる業者を選定する必要があります。相続した物件の場合は遺品などがまだ家の中に残されており、遺品整理から始める必要があるかと思います。遺品整理、売買、空き家活用をそれぞれ別々の業者に頼むとその分費用がかさむ可能性があります。


 Live Labo(リブラボ)は残置物撤去・不動産買取・リフォームまでワンストップで行います。それぞれ別々の業者に頼むよりも安く、お客様の手を煩わせることなく、スピーディかつスムーズに空き家を活用することができます。


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