皆さんこんにちは!兵庫県神戸市を拠点に、遺品整理・リフォーム・不動産買取までワンストップで手掛けている株式会社Live Laboです。
古民家のセルフリノベーションは、自分らしい暮らしを手に入れつつ、費用を抑えられる魅力があります。しかし、古い建物ならではの老朽化や断熱・構造の不安など、注意すべきポイントも少なくありません。
本記事では、DIYでできる範囲とプロに任せるべき工事を整理し、流れや費用、補助金の活用法、成功・失敗事例までを解説。部分的な依頼を検討する方にも役立つ情報を提供します。
古民家DIYリノベが注目される理由
近年、空き家や古民家を活用したリノベーションが注目を集めています。背景には、地方移住や二拠点生活を希望する人が増え、「ただの住まい」ではなく自分らしい暮らしを形にしたいという思いがあります。
特にDIYでのセルフリノベーションは、プロに全て依頼するよりも費用を抑えつつ、壁や床、家具のカスタマイズを通じて、自分だけの空間を作れる楽しさがあります。たとえば、古い板張りの壁に漆喰を塗るだけで、部屋の雰囲気がぐっと明るくなることもあります。
しかし、古民家ならではのリスクも見過ごせません。雨漏りやシロアリ被害、断熱の弱さ、柱や梁の構造不安など、DIYだけでは手に負えない問題もあります。「自分でやるか、プロに任せるか」の判断が、住まいの安全性や快適さを左右するのです。あなたなら、どこまでDIYに挑戦しますか?こうした魅力とリスクを理解することが、古民家DIYリノベ成功の第一歩です。
セルフでできること/プロに任せるべきこと

・DIYで可能な工事
古民家DIYの魅力は、自分の手で空間を生まれ変わらせる点にあります。DIYで挑戦しやすいのは、壁・床・天井の仕上げです。たとえば漆喰を塗ったり、板張りの壁を作るだけで部屋の雰囲気は劇的に変わります。また、建具の微調整や家具リメイクも工夫次第で個性を出せる作業です。
さらに塗装や補強材の取り付けなど簡単な補修作業もDIY向きで、費用を抑えながら楽しむことができます。こうした「自分でできる範囲」を明確にすることで、リノベの楽しさと達成感を最大化できます。
・プロに任せたい工事
一方で、専門家に任せたほうが安全で確実な作業もあります。電気配線や水道、ガスなど法規制のある工事は資格が必要で、DIYでは対応できません。また、屋根や外壁の高所作業、柱抜きや耐震補強など構造に関わる工事もリスクが高く、失敗すると大きな損害や事故につながります。
初めてのセルフリノベでは、簡単な作業はDIYで楽しみつつ、リスクの高い工事はプロに依頼する計画を立てることが、安全かつ理想の仕上がりにつながります。
古民家DIYリノベの流れ

ステップ1:現状調査と計画
古民家のリノベーションを始める前に、まず現状の建物をしっかり確認することが大切です。シロアリ被害や雨漏り、柱や梁の耐震性など、目に見えない問題が隠れていることも少なくありません。特に築年数が長い建物では、DIYで対応できない箇所も多いため、必要に応じて専門家に調査を依頼することをおすすめします。安全性を確保することが、リノベ成功の第一歩です。
ステップ2:設計と材料準備
次に、間取りや構造をどう活かすかを考え、DIYで手を入れる部分とプロに任せる部分を切り分けます。たとえば、壁の塗り替えや棚の取り付けはDIY、電気配線や耐震補強はプロに依頼する、といった具合です。また、使用する材料や工具を事前に揃えておくことで、作業中のストレスや中断を防げます。計画段階で細部まで検討することが、後々の手戻りを減らすコツです。
ステップ3:作業〜完成
実際の作業は、まず解体や下地処理から始めます。その後、DIY作業で自分の手を加え、必要な専門工事を行い、最後に仕上げを施します。フローを明確にしておくことで作業効率が上がり、完成後の満足感も高まります。作業順を図解にしておくと、初心者でも迷わず進められるでしょう。
費用相場と補助金の活用

・費用の目安
古民家DIYリノベーションの費用は、手を入れる範囲や外注の有無によって大きく変わります。DIY主体であれば、壁の漆喰塗りや床の板張りなどの内装作業を中心に行うことで、数十万〜200万円程度で済むこともあります。一方、電気・水道工事や耐震補強など、プロに任せる部分を併用すると、規模次第で300〜700万円程度かかる場合があります。
※記載の費用は一般的な目安であり、状況や規模により変動します。
ポイントは、すべてをプロに依頼するのではなく、DIYで可能な部分と専門家に任せる部分を切り分けることです。部分外注をうまく活用することで、コストを抑えつつ、安全で確実な施工が実現できます。
・補助金・助成金
さらに、費用負担を軽減するためには国や自治体の補助金・助成金を活用する手もあります。国交省や地方自治体では、空き家改修や断熱・耐震補強に対する支援制度があり、条件を満たす工事であれば補助金が受けられます。また、住宅ローン減税やリフォーム減税などの税制優遇を併用することで、さらに実質負担を下げられます。※詳細はこちらからご確認下さい。
https://www.reform-guide.jp/topics/kominka-reform-hojyokin/
施工事例から学ぶ成功と失敗

・成功事例
ある古民家リノベでは、床や壁のDIYを中心に手を加え、部屋全体の雰囲気を一新しました。一方で、耐震補強や水回り工事はプロに依頼することで、安全性と快適性を確保。DIYで楽しみながら作業し、必要な部分は専門家に任せる「ハイブリッド型」のアプローチにより、費用を抑えつつ理想の住まいを実現できた事例です。自分の手で変えられる範囲とプロに任せるべき範囲を明確にすると、失敗のリスクを減らせます。
・失敗事例
一方、雨漏りの兆候を見落としてDIYを進めたケースでは、完成後に再施工が必要となり、当初の予算を大幅に超える結果となりました。この教訓から分かるのは、「事前調査がリノベ成功の鍵」ということです。DIYは楽しい反面、目に見えない問題に気づかず進めると、後で余計な費用や手間が発生するリスクがあります。どの段階で専門家に確認するかが大切です。
よくある質問(Q&A)

Q:DIYだけで古民家全体を直せますか?
A:大規模な構造補強や配線・配管工事はプロ必須です。DIYは壁や床の仕上げなど、手軽に手を入れられる部分に限定すると安全で効率的です。
Q:補助金を受ける条件は?
A:耐震、断熱、省エネ改修など、対象工事に限られることが多く、事前に条件を確認する必要があります。
Q:業者選びで見るべきポイントは?
A:実績、保証の有無、資格の確認、見積もりの内訳明細をチェックすることが、安心して依頼するための基本です。
まとめ
古民家DIYの成功には、「自分で楽しめる範囲」と「プロに任せる範囲」を明確に分けることが重要です。補助金や助成金を活用しつつ、安全性と費用のバランスを意識すれば、理想の住まいを効率よく実現できます。まずは部分工事の依頼や無料現地調査から始めて、あなたの理想の古民家を形にしてみませんか?
古民家リノベーションのご相談はLiveLaboへご依頼を!


